時代の先を行く開発型企業。「総合機械メーカーの丸善工業」
English  

電動油圧ユニット / UH052EB

特長

・電動仕様ユニットで低騒音、排気もありません
 三相200V 3.7kWのモーターを使用した電動ユニットで、音も静
 か、排気もなく、屋内工事や室内解体、夜間工事に最適です。

・低圧油圧機器、高圧油圧機器 どちらも使用可能な共用型
 低圧なブレーカや杭打機、ハンドオーガーはもちろん、切替レバ
 ーを操作するだけで高圧なハンドクラッシャーも使用可能です。

仕様

型式 UH052EB
外形寸法(mm) 790×530×695
質量(kg) 137
電動モータ 三相200V 3.7kW
作動油タンク容量(ℓ) 10
推奨作動油 ISO VG32相当耐摩耗性作動油

[ブレーカ、オーガ用油圧]

最高圧力(MPa) 11.7
流量(ℓ/min) 23.5 at 60Hz /19.5 at 50Hz
油圧取り出し口 3/8インチカプラ

[クラッシャー用油圧]

最高圧力(MPa) 81
油圧取り出し口 3/8インチ超高圧カプラ
クラッシャー操作 押しボタン式(電磁弁操作)

[対応アタッチメント一覧]

油圧ハンドブレーカ BH-05B/BH-7E/BH-11/BH-22/BH-16VS/BH-18K・18RK/BH-20EV・20EVR/BH-23K・23RK
油圧杭打機 KH-150-2/KH-240V/KH-800
油圧ロックドリル MHD-20B
油圧ハンドカッター CH-130/CH-140S
油圧ハンドオーガ OH-1/AY01H
油圧水中ポンプ PH-300
油圧コアカッター DH-190H-2

 

低圧機器

 

 

高圧機器

 

使用方法

【使用方法1】 アタッチメント作業(ブレーカ等)

 

1.ご使用の前に

(1)油圧作動油の確認
    作動油タンクの油面計で油面が確認できない時はISO VG32 相当の粘度の耐摩耗性油圧作動油を用意し、
    作動油タンク上面の注油口プラグをはずして油面が油面計の中央の高さくらいになるまで
    注油して下さい。
    容量は約10ℓです。
    作動油 例:ENEOS スーパーハイランド32、シェルテラスオイル T32 等

 <注意>
  新しい延長ホースを接続する場合は、作動油がホース内部に入る分作動油内の油量が減ってしまいます
  ので、必ずご使用の前に油面計のレベルが中央の高さになるまで油圧油を補充して下さい。
  参考:15m延長ホース1セットで約3リットルの作動油が入ります。

 

(2)電源と油圧ユニットの電源コードを接続します。
    電源の容量は30A以上必要です。
    エンジン発電機に接続するときは11KVA以上の発電機をご使用下さい。
    電源用コネクタが電源の差込口と合わない時は交換して下さい。

 

(3)始動操作

 ①油圧アタッチメント(油圧ブレーカ等)を接続します。

 ②前面のパネルの切替えレバー1を”A”の位置にします。

 ③切替えレバー2を”D”の位置にします。

 ④起動停止スイッチの”ON”ボタンを押して起動します。

 ⑤切替えレバー1を”B”の位置にします。 これで作業が出来ます。

 

(4)ブレーカ等のアタッチメントで作業を行います。

 

(5)停止

 ①切替えレバー1を”A”に戻します。

 ②起動停止スイッチの”OFF”ボタンを押して停止します。

 ③油圧アタッチメント(ブレーカ等)と油圧ユニットのホースを切り離します。

 ④カプラにキャップをかぶせ、電源コードを収納します。

 <注意>
  作業により、油圧アタッチメント、工具、ホース、油圧ユニットの各部が高温になっていますので、
  必ず手袋を着用して下さい。

 

 

【使用方法2】 アタッチメント作業(超高圧機器作業)

 電源コード接続までは 【使用方法1】 と同じです。

 

1.始動操作

(1)油圧ユニットと超高圧機器(クラッシャ等)とをホースで接続します。接続は下図に従って行います。

 

(2)前面のパネルの切換えレバー1を”A”の位置にします。

(3)切替えレバー2を”C”の位置にします。

(4)起動停止スイッチの”ON”ボタンを押して起動します。

(5)切替えレバー1を”B”の位置にします。 これで作業が出来ます。

 

2.クラッシャ作業

(1)クラッシャ操作押しボタンスイッチの”閉”を押すとクラッシャの爪が閉じます。

(2)クラッシャ操作押しボタンスイッチの”開”を押すとクラッシャの爪が開きます。

 

3.停止

(1)切替えレバー1を”A”に戻します。

(2)起動停止スイッチの”OFF”ボタンを押して停止します。

(3)ウォールクラッシャと油圧ユニットのホースを切り離します。

(4)カプラにキャップを装着し、電源コードを収納します。
カプラにキャップを装着するのを忘れないでください。

保守点検

1.日常点検

(1)作動油の量は油面計の中間位の油面を保つよう、適時作動油を補充してください。
    作動油はISO VG32相当の耐摩耗性作動油を使用してください。

(2)油圧ホースやポンプの付近に油漏れがないか点検し、必要に応じてホース金具や
    ボルトの増締めを行います。

 

2.定期点検

パワーユニットを常に良好な状態に保つため、次の表に従って保守点検を必ず実施して下さい。

 

項目/時間 100時間 200時間
作動油の交換  
リターンフィルタ交換  
ラジエータの清掃  
サクションフィルタの清掃  
作動油タンクの清掃  
ファンの清掃  

 

(1)作動油はオイルタンクのドレン口から抜き取ります。
    作動油が白くにごっていたり、焦げ臭いようなにおいがついて変色している時は
    指定の作動油と交換して下さい。

(2)サクションフィルタはガソリンまたは洗油で洗浄します。

(3)ラジエータは外側からエアで吹いて、ゴミ埃を吹き飛ばします。

(4)油圧ホースは全長にわたって点検し、深傷やつぶれのために油漏れのおそれのあるものは
    交換して下さい。

(5)電源コードの傷や被覆のめくれがないか点検し、必要に応じて保護して下さい。

お問い合わせ 製品Q&A カタログDL