丸善道場とは

「製造のプロ」への基礎を1から学べる教育プログラム

丸善工業の教育制度の中に、「丸善道場」と呼ばれる教育プログラムがあります。
このプログラムは、業務を円滑に進める上で
必要な技能・スキルを学ぶことが出来る、丸善工業独自の制度です。

本格的な業務が開始する前に受講することで、
これまで工具を使ったことがない人も安心して働くことが出来ます。

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丸善道場の基本プログラム

工作・組立作業関連で習得が必要な要素を112項目に分類し、現状のスキルに応じて、
入門編、初級編、中級編、上級編と段階を追って受講するプログラムです。
基本プログラムは、座学:60分、理解度テスト:20分、実技:60分となっています。

丸善道場設立にあたっての社長メッセージ

2013年4月に立ち上げた「丸善道場」において、モノづくりの基本から応用までを体感して下さい。
例えば、ボルトの締め方一つにも、いくつかの方法があり、それぞれに適した用途があります。
そうした技術を熟練者から学んでいくのが「丸善道場」です。
ここで得た知識や経験は、研究開発や製造管理を行う上で必ず役に立つはずです。

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丸善道場の実施計画例(一例)
No. 座学研修内容 実技研修内容
1 組立の基本 トルクレンチの使い方や締付け作業の注意点
2 ネジ・ボルト・ナットの基本 組立基準表の内容と見方
3 軸受の基本 ベアリング、ブッシュ、シール(Oリング、オイルシール)等の名称や機能
4 キー・ピン・軸継手の基本 キー、ピン、軸、軸継手など軸関連部品の名称や機能
5 巻掛け伝動装置・ばねの基本 チェーン、スプロケット、ベルトなど巻掛け関連部品の名称や機能
6 接着・シールの基本 シール剤(シールテープなど)接着剤の用途の違いや使用上の注意点
丸善道場受講者の声
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丸善道場初級編〈座学〉 No.2「ねじ・ボルト・ナットの基本」を受講して

資料も講師の説明も内容が盛り込み過ぎておらず、初心者にとっても分かりやすかったです。以前、CS部にホースとねじの基本講習をしてもらい、ねじの呼び径や種類について基本的な知識はあると思っていましたが、忘れている部分もあり、復習という意味でも良い機会でした。また、普段から耳にしている単語でも、はっきりと役割や意味を理解できていない物もあり、今回の講習で新しく学べました。

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丸善道場入門編 全講座を受講して

ISOや組立、測定の基本講座を受講しましたが、機器や現場をもっとよく見ようという意識を持ちました。
安全衛生に関しては、清掃・整理の意識を持つように。組立に関しては、ボルトの入れ忘れ、作業時の部品不良があるかどうかの意識。測定では、測定器の使い方を改めて再確認して作業に生かしていくつもりです。受講した講座は入門編なため、キホンの「キ」です。常に守っていけるようにしたいです。