時代の先を行く開発型企業。「総合機械メーカーの丸善工業」
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搭載型油圧オーガー / AG-3000

特長

・回転数とトルクのバランスが良く、素早く施工が可能!
 最大トルク:3000N・m 回転数:100rpm(75ℓ/min時)

・建柱、支柱、H鋼の建て込み、土質改良等の穴掘りに!

・豊富にそろった刃先(φ150~600)で多用途に使用可能
 必要な径に合わせて刃先をお選びいただけます。

・エクステンションをジョイントすれば深掘りも可能!

・軟岩用に強化型ポイントもございます! 

・ピン、ブッシュ交換により各メーカーのバックホーに
 取付可能
  0.25クラスまでのバックホーに取付可能です。

 

 

仕様

型式 AG-3000
外形寸法(mm) 246×284×957
本体質量(kg) 93
最大トルク(N・m) 3000(圧力23.5MPa時)
瞬間最高圧力(MPa) 30(毎分最大6秒間許容できる圧力)
最大許容圧力(MPa) 23.5
使用圧力範囲(MPa) 7.8~23.5
最大許容油量(ℓ/min) 75
許容背圧(MPa) 3.3
使用流量範囲(ℓ/min) 27~75
オーガー回転数 (油圧源の油流量)(rpm) 27ℓ/min時:36
75ℓ/min時:100
オーガー径 (有効長1000L) φ150,φ200,φ250,φ300,φ350,φ400 φ450,φ500,φ600
エクステンション径 (有効長1000L) φ150~φ450
オーガー取付部形状 全サイズ共平径50mm
長さ70mm六角ジョイント
オーガー取付ボルトサイズ ・取付具とオーガー間
M10×120六角穴付ボルト
・オーガーとエクステンション間
M10×90L六角穴付ボルト(φ150~φ300)
M10×100L六角穴付ボルト(φ350)
M10×130L六角穴付ボルト(φ400・φ450)
掘削速度 15~30秒/m
適合機種(バケット容量)(㎥) 0.07~0.25
適合機種(質量)(t) 2.5~7
掘削性能(m) φ150~φ250:8~10
φ300~φ350:5~8
φ400~φ450:2~5
φ500~φ600:1

 

 

 

ソーラーパネル用スパイラル杭の施工工事でも活躍

 

 

 

使用方法

油圧ショベルの油圧、油量・背圧が油圧オーガーの許容範囲内でご使用下さい。

1.作業準備

装着する建設車輌の取扱説明書の注意事項を守って装着作業を進めて下さい。

 

(1)油圧配管
    油圧ショベルの共用配管を利用して下さい。
    共用配管とAG-3000本体ホースを金具または1/2インチ以上のカプラにて接続します。
    ※バケット配管使用について
     バケット配管を使用する場合は必ずドレン回路を接続して下さい。
       また機種によって使用できないものもあります。

(2)油圧ショベルへの装着
  ・アーム先端、バケットリンクよりバケットを取外します。
  ・アーム先端部の穴と、本機ピンブラケットとブッシュの穴を合わせ、ピンを差し込みピン抜け止め
   処置をします。
  ・油圧配管と本機の油圧ホースとを接続します。この時エンジンは停止します。
  ・本機の起動・停止、正転・逆転をペダルにて確認します。

 <注意>
  ・油圧ショベルのアームと本機ピンブラケットの間に手を挟まないよう注意して下さい。
  ・油圧ショベルの注意書に従って操作、作業して下さい。
  ・仕様を確認して適合する油圧ショベルに装着して下さい。
  ・※購入後、本機を初めて使用する際は作業前に“ならし運転”を行って下さい。

 

 【ならし運転の実施】
 購入後、本機を初めて使用する際は実作業前にならし運転を行って下さい。

 〔ならし運転の方法〕
 ①本機を油圧ショベルに取付けて垂直方向の状態(通常作業の状態)にします。
 ②本機の軸に何も取付けない状態にて正転、逆転の各方向にそれぞれ 20 分以上回転させて下さい。

(3)オーガーの装着
  ・駆動部の取付具とオーガージョイント部に、土などが付着していないことを確認します。
  ・取付具とオーガージョイント部のボルト穴位置を合わせ、駆動部(取付具)のメス六角
   ジョイントにオーガーのオス六角ジョイントを差し込みます。
  ・六角穴付ボルト(M10×120)をボルト穴に差し込み、ナイロンナット(M10)にてしっかり固定します。

 <注意>
  ・油圧ショベルにオーガーまたはエクステンションを取付の時、運転者とジョイント作業者は、
      互いに安全を確認しあいながら装着して下さい。

 

2.作業手順

油圧ショベルのブーム、アームを上げて、オーガをぶら下げた状態にして掘削場所に垂直に位置を合わせたら、正転にて掘削を開始します。掘削中はブーム、アームの調整を行いながら垂直を維持して掘削します。

 <注意>
  ・掘削前に掘削場所にガス、水道管、ケーブル等が無いことを事前確認して下さい。

 

3.使用上・作業上の注意

(1) カプラの接続、切り離し時は、カプラにゴミ、ホコリ、泥等が付着していないことを確認して下さい。
(2) 本機と油圧源とを着脱するときは必ず油圧源を停止して下さい。
(3) 冬期油温が低いときは+10℃になるまで暖機運転をして下さい。
(4) 本機を油圧源から切り離した時は必ず2本のホースを互いに接続して下さい。
(5) 油圧源との接続と切り離しを頻繁に行うと作動油が次第に減ってきます。適時に点検し不足していると
    きは補充して下さい。又、作動油が汚れているとモータの作動不良を起こす原因となりますので作動油
   が汚れている場合は交換してく下さい。
(6) オーガ先端に取付けてあるポイント、ブレードが摩耗した場合、掘削能力が低下しますので早めに交換
   して下さい。
(7) オーガーは、常に垂直の状態を保ちながら掘削する様、油圧ショベルを操作して下さい。
(8) 掘削作業は、オーガーの回転が停止しない様、押し付け力を調整しながら掘削して下さい。
(9) 掘削中オーガーが石などの障害物等で停止した場合は、オーガーを上に浮かし回転を正常の状態に戻す
   か、又はオーガーを反転させ上に浮かしてから、もう一度正転に戻して掘削して下さい。なお、同手順
   にて掘削不可能な障害物等が出た場合は、掘削を中止するか、障害物等を取り除いた後に掘削を行って
   下さい。
(10)オーガーが地中に入ったまま油圧ショベルの移動、又は旋回操作を絶対にしないで下さい。
   ※オーガが曲がり使用不能の原因となります。
(11)駆動部・オーガーを油圧ショベルに装着したまま長距離移動をしないで下さい。
(12)駆動部の油圧ホースを持って運搬しないで下さい。
(13)オーガーが目的の深さまで達し、オーガーを引き抜く際、垂直の状態を保ちながら引き抜いて下さい。
   また、エクステンションを取り外す際には、必ず一本ずつ取り外して下さい。
(14)本機が土中に入り込むような掘削は行わないで下さい(下左図参照)。
(15)掘削完了後オーガーを引き抜くときは、エクステンションを取り外すと、土中のオーガーが穴の中に落
   下し、引き抜き不能となりますので、下右図の様に必ず二本の棒で落下防止の処置をして下さい。

 

 

(16)本機を油圧ショベルより外し地面などに置く場合は、油圧ホースのつぶれ防止の為、油圧ホース側を上
   に向けて置いて下さい。
(17)オーガーを空中で回したり、回転させたまま穴から引き抜かないで下さい。
(18)曲がったオーガーを使用するとオーガーやアーム等が振られ危険です。
(19)軟弱地盤での作業は油圧ショベルの足場が悪く転倒の危険性があるので防止策を施して下さい。
(20)掘った穴に人が落ちない様に防止策を施して下さい。
(21)掘削地域の地下埋設物確認を事前に行って下さい。
(22)地下に電線、ガス管等埋設の恐れがある場所では掘削をしないで下さい。
(23)油圧源の設定圧力、流量、背圧が 上記仕様の範囲内であるか確認して下さい。
(24)オーガー先端に取り付けてあるポイント、ブレードが摩耗した場合、掘削能力が低下しますので早めに
   交換して下さい。

 

 

保守点検

1.日常点検(使用前点検項目)

本機をご使用になる前に必ず次の項目を点検し、異常がないことを確認して下さい。

 
点検項目 処置
ピンブラケット取付ボルトの緩み 緩んでいる時はボルトを脱脂し、ネジロック1342を塗布し、 締付けトルク196N・mで締付け
ホース金具取付の緩み 緩んでいる時は増締め
軸受ブラケット取付ボルトの緩み 緩んでいる時は増締め
ハウジング部の油の緩み 油がにじんでいるときは修理(当社へ依頼して下さい)


2.定期点検

密閉式ギヤハウジング内にギヤオイルが注入されています。下記の基準に従ってオイル交換を行って下さい。

 

オイル交換時期 納入後500時間(作業時間)または6ヶ月後。
その後2000時間(作業時間)または1年後ごと。
ギヤオイル量 約0.85ℓ
ギヤオイルの種類 ISOVG320相当品(例:モービルギヤ 600XP シリーズ 320)

 

[ギヤオイル交換手順]

(1)本機をホース取出口が真上にくるように水平に寝かせます(下図参照)そのときに本体が安定するようにし
  て下さい。
(2)ハウジング内のギヤオイルを温めるため 15 分ほど空回しを行います。
(3)プラグ(1/2”)を2ヵ所とも外し、10 分以上そのままにしてギヤオイルを排出させます。できれば一晩その
  ままの状態に寝かせて中のギヤオイルを完全に排出させます。
(4)ギヤオイルを完全に排出させた後、下側のプラグ(1/2”)を締め、新品のギヤオイルを注入します
  (約 0.85L)。
(5)注入後、プラグ(1/2”)を締めます。
(6)本機を垂直にして漏れがないことを確認し、また作業前にも試運転を行い漏れがないことを確認して下
  さい。

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