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油圧引き抜き機 / EH-100

特長

・中空シリンダー方式で垂直引き抜き!

・10tの強力な引き抜き力!

・ボールクランプ方式で作業も簡単!  

仕様

型式 EH-100
外形寸法(mm) 403×379
本体質量(kg) 33
中空部内部 φ95
ストローク(mm) 175
最大引き抜き力(t) 10
クランプ径 φ31~φ41

使用方法

作業準備

1.油圧ユニットの作動油・エンジンオイル・ガソリンの量を確認します。

2.ハンドブレーカに採土管打込み工具を装着します。

 

3.ベースプレートを所定の位置(採土する位置)の上にセットします。
   ベースプレートは水平になるように、またガタの無いように調整してください。

4.中空油圧シリンダをベースプレートにセットします。

 

5.油圧ユニット・ハンドブレーカ・中空油圧シリンダ及び中空油圧シリンダ操作部を各部の
   接続方法図に従って油圧ホースを接続します。
   カプラにゴミや埃が付着しないよう注意してください。
   カプラが確実に接続されているかチェックし、ロックをかけてください。

6.採土管を打ち込みができるよう組立てます。

7.油圧パワーユニットを始動し、数分間低速で暖気運転します。

8.操作弁部の切換えレバーをハンドブレーカ(打込み)側に切換えます。

 

打込み作業

1.油圧パワーユニットのエンジン回転を高速にします。

2.採土管を中空油圧シリンダの中心部に垂直に立てます。

3.ハンドブレーカに装着した打込み工具を採土管ロッドにかぶせ、ハンドブレーカを
   作動させて打込みます。所要の深さになるまで採土管ロッドを継足しながら打込みます。

 <注意>
  全てのロッドを使うような打込みの場合、最後の1本は中空油圧シリンダ上面から約20cmロッドが
  でている位置で打込みを止めてください。
  引き抜き時、ロッドのクランプが出来なくなり、引き抜き不能となるので注意してください。

4.打込み終了したら、ハンドブレーカを取外します。

5.油圧パワーユニットのエンジンを低速にします。

 

引き抜き作業

1.中空油圧シリンダとロッドにボールホルダーとクランプケースをセットします。インロー部が
   確実にはいるようにセットします。

 

 <注意>
  ロッドを引き抜く場合には、ロッド先端部がボールホルダー上部より出た状態で引き抜かないと、
  クランプ破損する場合があります。

2.操作弁の切換えレバーを中空油圧シリンダ(引き抜き)側に切換えます。
   油圧パワーユニットのエンジンを高速にします。

 

3.操作弁部の操作レバーを伸び側に動かすとシリンダロッドが伸び採土管がクランプされ
   引抜かれます。

4.シリンダロッドが伸びきったならば、操作レバーを縮側に動かすと、シリンダロッドが縮み
   採土管のクランプが外れクランプケースが下降します。

5. 「3.4.」の操作を繰り返して、引抜きを行います。

 

6.シリンダロッドを縮めている時に、採土管とクランプケース部とが同時に下降する状態に
   なったら、シリンダロッドを縮め、操作を中止します。
   ボールホルダーとクランプケースを取外し、採土管を手で抜き取ります。

7.油圧パワーユニットのエンジンを低速にし、1~2分運転した後、停止します。

 

作業終了

1.油圧ユニット、油圧ブレーカ、操作弁、シリンダを接続しているホースを取外します。
   ホースはオス・メスカプラをお互いに接続しておきます。

2.操作弁、シリンダ、クランプケース等の土や埃を取り除きます。

3.油圧パワーユニットのハンドルにホースを巻き付けます。

4.打込み工具をブレーカから取外します。各部が高温になっているので必ず手袋を着用してください。

 

使用後の処置

1.各部の埃や泥等を掃除します。

2.ポールホルダー、クランプケースに防錆油等で防錆処置をします。

3.採土管や採土管ロッド等は水洗いで泥等を良く落とした後、乾燥させその後、防錆処置をします。

保守点検

安全に作業するために、定期的に行いましょう。

1.日常点検

点検項目 点検周期
各部ボルト・ナットのゆるみ ゆるんでいる時は増締め
操作レバーの動き 動きが悪い時は修理依頼
ホースからの油漏れ 交換
油圧金具継ぎ目から油漏れ 増締めあるいは交換
シリンダからの油漏れ 修理
泥、ゴミ等の付着 ブラシ、ウエス、エアーガン等で清掃

 

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