使用方法
作業準備
1.油圧ユニットの作動油・エンジンオイル・ガソリンの量を確認します。
2.ハンドブレーカに採土管打込み工具を装着します。
3.ベースプレートを所定の位置(採土する位置)の上にセットします。
ベースプレートは水平になるように、またガタの無いように調整してください。
4.中空油圧シリンダをベースプレートにセットします。
5.油圧ユニット・ハンドブレーカ・中空油圧シリンダ及び中空油圧シリンダ操作部を各部の
接続方法図に従って油圧ホースを接続します。
カプラにゴミや埃が付着しないよう注意してください。
カプラが確実に接続されているかチェックし、ロックをかけてください。
6.採土管を打ち込みができるよう組立てます。
7.油圧パワーユニットを始動し、数分間低速で暖気運転します。
8.操作弁部の切換えレバーをハンドブレーカ(打込み)側に切換えます。
打込み作業
1.油圧パワーユニットのエンジン回転を高速にします。
2.採土管を中空油圧シリンダの中心部に垂直に立てます。
3.ハンドブレーカに装着した打込み工具を採土管ロッドにかぶせ、ハンドブレーカを
作動させて打込みます。所要の深さになるまで採土管ロッドを継足しながら打込みます。
<注意>
全てのロッドを使うような打込みの場合、最後の1本は中空油圧シリンダ上面から約20cmロッドが
でている位置で打込みを止めてください。
引き抜き時、ロッドのクランプが出来なくなり、引き抜き不能となるので注意してください。
4.打込み終了したら、ハンドブレーカを取外します。
5.油圧パワーユニットのエンジンを低速にします。
引き抜き作業
1.中空油圧シリンダとロッドにボールホルダーとクランプケースをセットします。インロー部が
確実にはいるようにセットします。
<注意>
ロッドを引き抜く場合には、ロッド先端部がボールホルダー上部より出た状態で引き抜かないと、
クランプ破損する場合があります。
2.操作弁の切換えレバーを中空油圧シリンダ(引き抜き)側に切換えます。
油圧パワーユニットのエンジンを高速にします。
3.操作弁部の操作レバーを伸び側に動かすとシリンダロッドが伸び採土管がクランプされ
引抜かれます。
4.シリンダロッドが伸びきったならば、操作レバーを縮側に動かすと、シリンダロッドが縮み
採土管のクランプが外れクランプケースが下降します。
5. 「3.4.」の操作を繰り返して、引抜きを行います。
6.シリンダロッドを縮めている時に、採土管とクランプケース部とが同時に下降する状態に
なったら、シリンダロッドを縮め、操作を中止します。
ボールホルダーとクランプケースを取外し、採土管を手で抜き取ります。
7.油圧パワーユニットのエンジンを低速にし、1~2分運転した後、停止します。
作業終了
1.油圧ユニット、油圧ブレーカ、操作弁、シリンダを接続しているホースを取外します。
ホースはオス・メスカプラをお互いに接続しておきます。
2.操作弁、シリンダ、クランプケース等の土や埃を取り除きます。
3.油圧パワーユニットのハンドルにホースを巻き付けます。
4.打込み工具をブレーカから取外します。各部が高温になっているので必ず手袋を着用してください。
使用後の処置
1.各部の埃や泥等を掃除します。
2.ポールホルダー、クランプケースに防錆油等で防錆処置をします。
3.採土管や採土管ロッド等は水洗いで泥等を良く落とした後、乾燥させその後、防錆処置をします。