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搭載型油圧草刈機 / GC-300F-1

特長

・フリー刃により切れ味が良い!
  柔らかい草から硬い草まで伐採可能です。

・プライオリティバルブ内蔵で安定した回転!

・3本掛けVベルトで耐久性UP!
 さらにテンションの張りをスプリングで一定に保持しています。

仕様

[油圧配管]
1.油圧配管方法は、ユンボ(バックホー)の機種によって異なりますが、下記の図に示す回路(ブレーカ配管)としてください。
2.油圧取り出しにあたっては草刈機の回転と運転席の旋回が同時にできるような配管を使用して下さい。
(旋回により、草刈機の回転が落ちない)

型式 GC-300F-1
外形寸法(mm) 883×445×783(油圧ホースを除く)
本体質量(kg) 180(ホースブラケット含む)
流量範囲(ℓ/min) 22~60(プライオリティバルブ内蔵)
リリーフセット圧力(MPa) 17.2
許容背圧(MPa) 最大2
草刈刃寸法 刃ベース長さ278×幅96×厚さ4.5(2枚)
刃ベース長さ79×幅60×厚さ4.5(4枚)
草刈刃回転数(rpm) 3,600
草刈刃トルク(N・m) 1軸あたり4.6
油圧配管 ブレーカ配管必要
適合機種(バケット容量)(㎥) 0.07~0.18※1
適合機種(質量)(t) 2.5~3.5
作業能力(㎡/h)※2 500

※1:流量範囲内で使用してください。
※2:作業能力は、ベースマシン、草の状況により異なります。

 

製品ムービー

使用方法

本機の取付方法

1.ユンボ(バックホー)のバケットを取外し、ブッシュを挿入し、アームの先端を本機のブラケットの間に
  入れます。

2.2本のブラケットピンでアーム・バケットのリンクに取付けます。

3.抜け止め用のザガネとボルトを締付けトルク24N・mで締付けます。

4.本機のホースと油圧ショベルの配管を接続します。高圧側、戻り側の接続を確認してください。

 

フリー刃の取付け、取り外し

フリー刃の交換時には、スパナ(二面幅 19mm)と六角レンチ(二面幅 10mm)を使用します。(下図参照)

 

1.フリー刃の取外し方法
   下図の示すように六角レンチでボルトの回転止めをし、スパナでハードロックナットを上側ナット、
   下側ナットの順に外してください。

 

2.フリー刃の取付け方法
   下図に示すように六角レンチでボルトの回転止めをし、まず下側ナットをスパナで締付けて下さい。

 

 

   次に上側ナットを手で回らなくなるまで締めて下さい。
   その時に上下ナット間の隙間を確認した後に、スパナで約1回転締付けて下さい。
   または締付けトルク39N・mで締付けて下さい。

 <注意>
     手締め後の上下ナット間に約1ピッチ(約1.75mm)の隙間が無いものは、新品に交換して下さい。

 

刃ベースの取付け、取り外し

刃ベースの交換時には、回り止めピン(付属品)、L型ボックスレンチ(付属品)を使用します。

1.刃ベースの取外し方法
   下図に示すように、軸受カバーと軸受け(内部)の回転止め穴を合わせ、回転ピン(φ6mm)を差し込んで
   下さい。(反対側まで出ること)
   M16ナット(左ネジ)をL型ボックスレンチで外すと、刃ベースを外すことが出来ます。

 

2.刃ベースの取付け方法
   取外し方法と同様に回転止めピンを差し込み、下図の順番で部品を組付け、M16ナット(左ネジ)を締付けて
   下さい。M16ナットの締付けトルクは、85~115N・mです。
   また、刃ベースを交換する時は、必ずM16ナットも交換して下さい。
   (刃ベースを購入の際、M16ナットは付属されます)

 <M16ナットについての注意>
(1)刃ベースの取付けM16ナットの繰り返し使用の限度は、着脱回数5回までです。
    5回使用したら新品ナットに交換して下さい。

(2)使用しているナットは特殊なものです。当社以外のナットは使用しないで下さい。
    これらを守らないと使用中ナットが緩み、危険です。

(3)M16ナットは左ネジです。

(4)刃ベースの組付けの向きに注意して下さい。(ハードロックナットが上面)

 

Vベルトの張り確認・調整

Vベルトの調整時には、六角レンチ8mm、二面幅17mmのスパナを2本、定規(92mmが計れるもの)を使用します。

1.Vベルトの張り確認方法
  オペレータと逆側のカバーBを外して下さい。
  下図に示すテンションバネの「長さ測定箇所」で92mmとなっていることを確認してください。

 

2.Vベルトの張り調整方法
   Vベルトの張りを調整する場合は、調整ボルトのロックナットを緩め、「長さ測定箇所」の値が、
   92mmになるように調整ボルトで張りを調整して下さい。
   作業終了後、カバーBを組付けて下さい。(締付けトルク33N・m)

 

Vベルトの交換

Vベルトの交換時には、スパナ(二面幅 13mm、17mmを2本)、六角レンチ(二面幅 6mm、8mm)ジャッキ用ボルト(M10×30以上を3本)座面保護用の当板(3枚)を使用します。

 

(1)両側のカバーBを外して下さい。

(2)調整ボルトのロックナットを緩め、ベルトの張りを弛んだ状態にして下さい。

(3)モータブラケット固定用ボルトを外して下さい。
    (BH-8×20:1個、BH-8×25:2個)

(4)モータ部を持ち上げると(22mm以上)モータ部が外れます。古いベルトを取外し、
     新しいベルトを取り付けて下さい。

(5)モータ部が持ち上がらない場合には、(3)でボルトを外したモータブラケット固定用穴の
    加工されたM10タップにジャッキ用ボルト(M10×30以上)をねじ込み、持ち上げて下さい。
    その際、座面保護用に当板を使用して下さい。

(6)ベルトの張り調整に関しては、「Vベルトの張り確認・調整」を参照して下さい。

(7)作業終了後、カバーBを組付けて下さい。(締付けトルク33N・m)

  <注意>
   Vベルトを交換する際は、3本同時に行って下さい。

保守点検

1.日常点検

(1)本機の油圧ホースや本機からの油漏れや油のにじみが無いか点検して下さい。

(2)草刈刃取付ナットが緩んでいないか点検して下さい。

 

2.定期点検(点検周期は1年です)

本機の定期点検は、当社または当社サービスセンターに依頼して下さい。

点検項目 点検周期
Oリング交換 2年
Vベルトの交換 2年
各消耗部品の交換 2年
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