使用方法
本機の取付方法
1.ユンボ(バックホー)のバケットを取外し、ブッシュを挿入し、アームの先端を本機のブラケットの間に
入れます。
2.2本のブラケットピンでアーム・バケットのリンクに取付けます。
3.抜け止め用のザガネとボルトを締付けトルク24N・mで締付けます。
4.本機のホースと油圧ショベルの配管を接続します。高圧側、戻り側の接続を確認してください。
フリー刃の取付け、取り外し
フリー刃の交換時には、スパナ(二面幅 19mm)と六角レンチ(二面幅 10mm)を使用します。(下図参照)
1.フリー刃の取外し方法
下図の示すように六角レンチでボルトの回転止めをし、スパナでハードロックナットを上側ナット、
下側ナットの順に外してください。
2.フリー刃の取付け方法
下図に示すように六角レンチでボルトの回転止めをし、まず下側ナットをスパナで締付けて下さい。
次に上側ナットを手で回らなくなるまで締めて下さい。
その時に上下ナット間の隙間を確認した後に、スパナで約1回転締付けて下さい。
または締付けトルク39N・mで締付けて下さい。
<注意>
手締め後の上下ナット間に約1ピッチ(約1.75mm)の隙間が無いものは、新品に交換して下さい。
刃ベースの取付け、取り外し
刃ベースの交換時には、回り止めピン(付属品)、L型ボックスレンチ(付属品)を使用します。
1.刃ベースの取外し方法
下図に示すように、軸受カバーと軸受け(内部)の回転止め穴を合わせ、回転ピン(φ6mm)を差し込んで
下さい。(反対側まで出ること)
M16ナット(左ネジ)をL型ボックスレンチで外すと、刃ベースを外すことが出来ます。
2.刃ベースの取付け方法
取外し方法と同様に回転止めピンを差し込み、下図の順番で部品を組付け、M16ナット(左ネジ)を締付けて
下さい。M16ナットの締付けトルクは、85~115N・mです。
また、刃ベースを交換する時は、必ずM16ナットも交換して下さい。
(刃ベースを購入の際、M16ナットは付属されます)
<M16ナットについての注意>
(1)刃ベースの取付けM16ナットの繰り返し使用の限度は、着脱回数5回までです。
5回使用したら新品ナットに交換して下さい。
(2)使用しているナットは特殊なものです。当社以外のナットは使用しないで下さい。
これらを守らないと使用中ナットが緩み、危険です。
(3)M16ナットは左ネジです。
(4)刃ベースの組付けの向きに注意して下さい。(ハードロックナットが上面)
Vベルトの張り確認・調整
Vベルトの調整時には、六角レンチ8mm、二面幅17mmのスパナを2本、定規(92mmが計れるもの)を使用します。
1.Vベルトの張り確認方法
オペレータと逆側のカバーBを外して下さい。
下図に示すテンションバネの「長さ測定箇所」で92mmとなっていることを確認してください。
2.Vベルトの張り調整方法
Vベルトの張りを調整する場合は、調整ボルトのロックナットを緩め、「長さ測定箇所」の値が、
92mmになるように調整ボルトで張りを調整して下さい。
作業終了後、カバーBを組付けて下さい。(締付けトルク33N・m)
Vベルトの交換
Vベルトの交換時には、スパナ(二面幅 13mm、17mmを2本)、六角レンチ(二面幅 6mm、8mm)ジャッキ用ボルト(M10×30以上を3本)座面保護用の当板(3枚)を使用します。
(1)両側のカバーBを外して下さい。
(2)調整ボルトのロックナットを緩め、ベルトの張りを弛んだ状態にして下さい。
(3)モータブラケット固定用ボルトを外して下さい。
(BH-8×20:1個、BH-8×25:2個)
(4)モータ部を持ち上げると(22mm以上)モータ部が外れます。古いベルトを取外し、
新しいベルトを取り付けて下さい。
(5)モータ部が持ち上がらない場合には、(3)でボルトを外したモータブラケット固定用穴の
加工されたM10タップにジャッキ用ボルト(M10×30以上)をねじ込み、持ち上げて下さい。
その際、座面保護用に当板を使用して下さい。
(6)ベルトの張り調整に関しては、「Vベルトの張り確認・調整」を参照して下さい。
(7)作業終了後、カバーBを組付けて下さい。(締付けトルク33N・m)
<注意>
Vベルトを交換する際は、3本同時に行って下さい。