使用方法
[装置の据付]
1.据付場所はしっかりとしたコンクリート基礎の場所にして下さい。
2.市販のコンクリートドリルにて穴を開けます。(4箇所 穴径φ22mm 穴深さ68mm)
3.開けた穴に付属のアンカーナット(GA-16Mグリップアンカー)を打込みます。
4.アンカーナット打込み後、本装置をB-16×50六角ボルトとMZ03Z027Aザガネにて固定します。
[測定手順]
1.測定前
(1)日常点検を行って下さい。(下記参照)
(2)測定対象機の型式が記された目盛盤を取付けます。
(3)測定対象機のシャンクに対応する工具をセットします。
(4)測定対象機を載せます。
(5)切換弁のコックを閉じます。
※寒い時期(外気温10℃以下)は打撃力判定装置の暖気が必要です。
温度コントローラーの電源を入れ加熱装置を使用し暖気してから測定を始めて下さい。
※暖気中は異常時すぐに電源を切れるように装置の近くに居て下さい。
※温度コントローラー内部に結露が起こらないように注意して下さい。
暖気時間の目安
外気温0℃にて25℃まで暖気にかかる時間 : 約20分
2.温度コントローラーの使用方法
(1)温度コントローラーのコンセントを100V電源に繋げます。
(2)スイッチをONにします。
(3)電源がONになると温度表示部に『888』、0~100の数値後、現在温度が表示されます。
(4)温度設定(出荷時の設定では25℃になっております)
①温度設定ボタン(上昇、下降のどちらか※)を1回のみ(約0.3秒)押すと設定値を約1秒間表示させます。
その後2~3秒後に自動的に現在温度表示に切り換わります。
設定値が25℃になっていることを確認して下さい。
※温度設定ボタンの同時押しは絶対に行わないで下さい。
②設定値が25℃でない場合、設定温度を上げる時は上昇ボタンを、下げる時は下降ボタンを押します。
1回(約0.3秒くらい)押すと、1℃変化します。押し続ける時は連続して変化します。
③はじめは連続して押し続け、設定値に近づいたら、1回押しを何回か行い設定値の25℃に合わせます。
ボタンから手を放せば2~3秒後自動的に現在温度を表示します。
設定値の確認、通常運転中も含め、温度設定値を知りたい時は、上昇または下降ボタンのどちらかを1回のみ(約0.3秒)押すと、設定値を表示します。
(3秒以内に更に1回押すと設定値が変化します。)
(5)設定が完了しましたら設定温度まで自動的に加熱します。
加熱中はヒーター通電中のランプが点灯します。
(6)設定温度に達したら自動的に加熱を停止し、ヒーター通電中のランプが消灯します。
(7)電源ONのまま測定可能ですが、測定終了後は必ずスイッチをOFFにするかコンセントを抜いて下さい。
3.測定
(1)対象機種を通常作業と同じ姿勢で打撃します。
(2)打撃を開始すると圧力計の圧力が上昇し、針が安定するところ(打撃しても上がらない)まで上昇したら打撃を終了します。
その値が測定値になります。(測定完了までの目安は約10秒です)
(3)判定基準に対する測定値を確認します。
対象機種の型式が記載されている範囲内かを確認。(下図はBH-23RK測定時の例)
※弊社製品以外で打撃エネルギーが測定範囲内(50~110J)かつシャンク形状も純正工具を使用できる機種の判定基準につきましてはお客様にて基準をご決定下さい。
判定ラベル(無地)が付属していますので目盛盤に貼り付けてご使用下さい。
(4)判定後、切換弁のコックを開けます。
(5)圧力が5MPa付近まで下がりますので再びコックを閉めます。※0まで下がらないのは故障ではありません。
長期間使用しないと0付近まで下がることがありますが一度使用すると再び上記範囲になります。
また2~6MPaの範囲内なら問題ありません。
(6)1回の測定で判定するのではなく数回の測定による平均値での判定を推奨します。
(7)測定終了後は対象機種を装置から降ろします。 その際工具の落下には十分注意して下さい。
4.杭打機の測定について
通常工具にアダプタをかぶせて測定します。
KH-150-2型は付属のφ50アダプタを、KH-240VとKH-180-3型はさらにその上からお手持ちの単管パイプ打込み工具をかぶせて測定して下さい。
No | 部品番号 | 部品名 |
① | MB18Z058A | 単管パイプ打込み工具 |
② | MZ03Z004A | φ50アダプタ |
③ | MZ03Z001A | φ30シャンクカップ |