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切株カッターモーター部 / SP-7000

特長

・正転、逆転可能で切株の除去時の動きも
 よりスムーズに!

・ピン、ブッシュ交換により各メーカーのバックホーに
 取付可能
  0.25クラスまでのバックホーに取付け可能です。

仕様

型式 SP-7000
外形寸法(mm) 270×284×912
質量(kg) 130
最大トルク(N・m) 6878 (圧力26MPa時)
瞬間最高圧力(MPa) 30(毎分最大6秒間許容できる圧力)
最高使用圧力(MPa) 26
使用圧力範囲(MPa) 8~26
最大許容流量(ℓ/min) 115
最高回転数(rpm) 61  (115ℓ/min)
27  (50ℓ/min)
許容背圧(MPa) 5.8
軸形状 四角75mmオス
適合機種(バケット容量)(㎥) 0.09~0.25
適合機種(質量)(t) 3~8
注記 本機でオーガーを使用する場合は、スパイラル終端位置が 軸から300mm離れているオーガーを使用

 

切株カッター(オプション品)

・回転切削で残った切株をパワフルに除去可能です。
・カッター径:φ250、φ350
・木屑の散らかりを最小限に抑えることができます。

 (切株カッター/SC-350-1の製品ページはこちら)

 

使用方法

油圧バックホーの油圧・油量・背圧が油圧オーガーの許容範囲内でご使用下さい。
(圧力26MPa、油流量115ℓ/min、背圧5.8MPa以内)

 

1.作業準備

装着する建設車輌の取扱説明書の注意事項を守って装着作業を進めて下さい。

(1)油圧配管
  油圧バックホーの共用配管を利用して下さい。
  共用配管とSP-7000 本体ホースを金具または1/2 インチ以上のカプラにて接続します。

  ※バケット配管使用について
   バケット配管を使用する場合は必ずドレン回路を接続して下さい。
   また機種によって使用できないものもあります。

(2)油圧バックホーへの装着
  ・アーム先端、バケットリンクよりバケットを取外します。
  ・アーム先端部の穴と、本機ピンブラケットとブッシュの穴を合わせ、ピンを差し込み
   ピン抜け止め処置をします。
  ・油圧配管と本機の油圧ホースとを接続します。この時エンジンは停止します。
  ・本機の起動・停止、正転・逆転を確認します。

  <注意>
  ・油圧バックホーのアームと本機ピンブラケットの間に手を挟まないよう注意して下さい。
  ・油圧バックホーの注意書に従って操作、作業して下さい。
  ・仕様を確認して適合する油圧ショベルに装着して下さい。

  ※購入後、本機を初めて使用する際は作業前に“ならし運転”を行って下さい。
  (手順は下記を参照して下さい)

 

ならし運転の実施

購入後、本機を初めて使用する際は実作業前にならし運転を行って下さい。
  
〔ならし運転の方法〕
1.本機を油圧バックホーに取付けて垂直方向の状態(通常作業の状態)にします。

2.本機の軸に何も取付けない状態にて正転、逆転の各方向にそれぞれ20分以上回転させて下さい。

 

(3)オーガーまたはスクリュー杭の装着
  ・駆動部の取付具とオーガージョイント部に、土などが付着していないことを確認します。
  ・取付具とオーガージョイント部、スクリュー杭のピン穴位置を合わせ、駆動部(取付具)の
   オスにオーガーのメスジョイントを差し込みます。
  ・ピンを差し込み、しっかりクリップします。

  <注意>
  ・油圧バックホーにオーガーまたはエクステンションの取付時、油圧バックホーの運転者とジョイント
   作業者は、互いに安全を確認し合いながら装着して下さい。

 

2.作業手順

油圧バックホーのブーム、アームを上げて、オーガー、スクリュー杭をぶら下げた状態にして掘削場所に垂直に位置を合わせたら、正転にて掘削を開始します。
掘削中はブーム、アームの調整を行いながら垂直に維持して掘削します。

<注意>
・掘削前に掘削場所にガス、水道管、ケーブル等が無いことを事前に確認して下さい。

 

 

切株カッター(オプション品)

 

<注意>
SP-7000 以外では使用しないで下さい。

 

1.取り付け方

装着する建設車輌の取扱説明書の注意事項を守って装着作業を進めて下さい。

・切株カッターを垂直に置き、倒れないように支えます。
・SP-7000 を切株カッターに挿入します。
・SP-7000 と切株カッターにあるピン用の穴位置を合わせ、ピンを差し込みます。
・ピンをリンチピンで固定します。

 

2.作業手順

・切株カッターを切株の位置に合わせます。
・切株カッターを回転させ、先端部を切株の端面に食い込ませます。
・切株カッターを前後に傾けながらブレード部が切株と水平になるように調整します。
・ブレード部が切株の端面と均等に接するようになったら掘削を開始します。

 ※前後に傾ける際は右上図のように角度を6°以内にして下さい。

 

 ※切株が大きい場合には右図のように外側から作業することで切株を除去できます。

 

 

3.メンテナンス
 

ブレードの交換と研磨

 ・ブレードの歯先が破損又は摩耗した場合、取り外して研磨することで再利用できます。
 ※ブレードの状態によっては再利用できない場合があります。
 (下記「ブレードの摩耗限界について」 を参照)

①ブレードの下側にある六角穴付サラ小ネジを外し、ブレードを取り外します。
 ※六角穴付サラ小ネジの六角穴部に溜まっている木屑などを完全に除去してから外して下さい。

 

②ブレードを研磨する場合はグラインダー等を用いて研磨します。研磨時には下図のように刃の角度が50°に
 なるように仕上げます。

 

ブレードの摩耗限界について

・ブレードの面が切株カッターの面に対して出っ張りが無くなったら摩耗限界ですので新品と交換して
 下さい。

 

 

パイロットヘッドAssyの交換

パイロットヘッドAssyを交換する場合は以下の手順で交換してください。

【分解手順】

①パイロットヘッドAssyを固定している六角穴付ボルトを取り外します。

固くて外れない時はボルトが入っている反対側をバーナーなどで加熱し、ネジロック剤を破壊してから外してください。

※加熱直後は部品が高温になっていますので十分注意しながら作業してください。

②パイロットヘッドAssyを本体から抜いて取り外します。

 

【組立手順】

①パイロットヘッドAssyを本体に差し込みます。

②脱脂をした六角穴付ボルトに中強度ねじロックを塗布してトルク84Nmで締付ます。

 

 

 

保守点検

1.日常点検(使用前点検項目)

本機をご使用になる前に必ず次の項目を点検し、異常がないことを確認して下さい。

 

点検項目 処置
ホース金具取付の緩み 緩んでいる時は増締め
モーターカバー取付ボルトの緩み 緩んでいる時は増締め
ハウジング部の油のにじみ 油がにじんでいる時は修理

2.定期点検

密閉式ギヤハウジング内にギヤオイルが注入されています。下記の基準に従ってオイル交換を行って下さい。

 

オイル交換時期 納入後500時間(作業時間)または6ヶ月後
その後2000時間(作業時間)または1年後ごと
ギヤオイル量 約1.25ℓ
ギヤオイルの種類 ISO VG320相当品
例)モービルギヤ 600XP シリーズ 320

 

[ギヤオイル交換手順]

 

(1)本機をホース取出口が真上に来るように水平に寝かせます。その時に本体が安定するように
    して下さい。

(2)ハウジング内のギヤオイルを温めるため、15分ほど空回しを行います。

(3)プラグ1/2” ①②を2ヵ所とも外し、10分以上そのままにしてギヤを排出させます。
    できれば一晩そのままの状態に寝かせて中のギヤオイルを完全に排出させます。

(4)ギヤオイルを完全に排出させた後、下側のプラグ1/2”②を締め、新品のギヤオイルを注入
    します(約1.25ℓ)

(5)注入後、プラグ1/2”①を締めます。

(6)本機を垂直にして漏れがないことを確認し、また作業前にも試運転を行い漏れがないことを
    確認して下さい。

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