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搭載型油圧オーガー / AG-4500

特長

・用途に合わせて柔軟に対応が可能!
 最大トルク:4500N・m  回転数:41rpm(50ℓ/min時)

・太陽光発電(ソーラーパネル)設置杭の施工工事に最適!

・正転、逆転可能でスパイラル杭の設置除去も簡単!

・ピン、ブッシュ交換により各メーカーのミニショベルに
 取付け可能
  0.25クラスまでのショベルに取付け可能です。

 

仕様

型式 AG-4500
外形寸法(mm) 246×284×803
本体質量(kg) 103
最大トルク(N・m) 4500  (23.5MPa)
瞬間最高圧力(MPa) 30
最大許容圧力(MPa) 23.5
使用圧力範囲(MPa) 7.8~23.5
最大許容油量(ℓ/min) 95
使用流量範囲(ℓ/min) 50~95
最高回転数(rpm) 79  (95ℓ/min)
41  (50ℓ/min)
許容背圧(MPa) 5.8
軸形状 φ65オス
適合機種(バケット容量)(㎥) 0.07~0.25
適合機種(質量)(t) 2.5~7
その他 本機でオーガーを使用する場合は、スパイラル終端位置が 軸から300mm離れているオーガーを使用

 

使用方法

油圧ショベルの油圧・油量・背圧が油圧オーガーの許容範囲内でご使用ください。
(最大圧力23.5MPa、最大流量95ℓ/min、背圧5.8MPa以内)

 

1.作業準備

装着する建設車輌の取扱説明書の注意事項を守って装着作業を進めて下さい。

(1)油圧配管
  ・共用油圧配管(正転逆転がペダルより切替ができる)
  ・ブレーカ配管(正転だけで逆転ができない)
  ※バケット配管使用について
   バケット配管を使用する場合は必ずドレン回路を接続して下さい。
   また機種によって使用できないものもあります。

(2)油圧ショベルへの装着
  ・アーム先端、バケットリンクよりバケットを取外します。
  ・アーム先端部の穴と、本機ピンブラケットとブッシュの穴を合わせ、ピンを差し込み
   ピン抜け止め処置をします。
  ・油圧配管と本機の油圧ホースを金具。この時エンジンは停止します。
  ・本機の起動・停止、正転・逆転を確認します。

  <注意>
  ・油圧ショベルのアームと本機ピンブラケットの間に手を挟まないよう注意して下さい。
  ・油圧ショベルの注意書に従って操作、作業して下さい。
  ・仕様を確認して適合する油圧ショベルに装着して下さい。

 

ならし運転方法]
購入後、本機を初めて使用する際は作業前にならし運転を行って下さい。

1.本機を台車に取付けて垂直方向の状態(通常作業の状態)にします。

2.本機の軸に何も取付けない状態にて正転、逆転の各方向にそれぞれ20分以上回転させて下さい。

 

(3)オーガーまたはスクリュー杭の装着
  ・駆動部の取付具とオーガージョイント部に、土などが付着していないことを確認します。
  ・取付具とオーガージョイント部、スクリュー杭のピン穴位置を合わせ、駆動部(取付具)の
   オスにオーガーのメスジョイントを差し込みます。
  ・ピンを差し込み、しっかりクリップします。

  <注意>
  ・油圧ショベルにオーガーまたはエクステンションの取付時、運転者とジョイント作業者は、
   互いに安全を確認しあいながら装着して下さい。

 

2.作業手順

油圧ショベルのブーム、アームを上げて、オーガー、スクリュー杭をぶら下げた状態にして掘削場所に垂直に位置を合わせたら、正転にて掘削を開始します。
掘削中はブーム、アームの調整を行いながら垂直に維持して掘削します。

<注意>
・掘削前に掘削場所にガス、水道管、ケーブル等が無いことを事前確認して下さい。

保守点検

1.日常点検

本機をご使用になる前に必ず次の項目を点検し、異常がないことを確認して下さい。

 

点検項目 処置
ホース金具取付の緩み 緩んでいる時は増締め
モーターカバー取付ボルトの緩み 緩んでいる時は増締め
ハウジング部の油のにじみ 油がにじんでいる時は修理

 

2.定期点検

密閉式ギヤハウジング内にギヤオイルが注入されています。下記の基準に従ってオイル交換を行って下さい。

 

オイル交換時期 納入後500時間(作業時間)または6ヶ月後
その後2000時間(作業時間)または1年後
ギヤオイル量 0.7ℓ
ギヤオイルの種類 ISOVG320相当
例)モービルギヤ 600XPシリーズ 320

 

[ギヤオイル交換手順]

 

(1)ホース取出口が真上に来るように水平に寝かせます。その時に本体が安定するようにして下さい。

(2)ハウジング内のギヤオイルを温めるため、15分ほど空回しを行います。

(3)プラグ(1/2)を2ヵ所とも外し、10分以上そのままにしてギヤを排出させます。
    できれば一晩そのままの状態に寝かせて中のギヤオイルを完全に排出させます。

(4)ギヤオイルを完全に排出させた後、下側のプラグ(1/2)を締め、新品のギヤオイルを注入します(約0.7ℓ)

(5)注入後、プラグ(1/2)を締めます。

(6)本機を垂直にして漏れがないことを確認し、また作業前にも試運転を行い漏れがないことを
    確認して下さい。

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