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油圧ハンドカッター / CH-140-2

特長

・乾式ダイヤモンドブレード14インチ仕様
 切込み深さ:138mm

・ブレードカバーは90度回転!壁の切削作業も楽々
 カバーの裏にあるノブを回すことで、ブレードの角度を
 自由に変更可能です。

・油圧モーター仕様で高トルク、
 長時間負荷をかけても焼き付きません

・油圧であるため、水に濡れても問題ありません
 排気もなく、穴の中でも作業可能です。

 (新製品情報/水中仕様ラインナップはこちら)

仕様

型式 CH-140-2
外形寸法(mm) 655×200×377
本体質量(kg) 7(ブレード未装着時)
最高圧力(MPa) 17.2
許容背圧(MPa) 4
所要油量(ℓ/min) 20~30
最大油量(ℓ/min) 30
最高トルク(N・m) 21
回転数(rpm) 3000(30ℓ/min 時)
ブレード 乾式ダイヤモンドブレード14インチ
外径Φ355mm 穴径30.5mm
切込み深さ(mm) 138
接続口金 3/8インチカプラ
有効延長ホース 3/8インチ×10m
推奨作動油 ISO VG32(標準仕様)または
ISO VG46相当耐磨耗作動油

使用方法

油圧源のリリーフ設定圧力(11.7~17.2MPa)と流量(25ℓ/min以下)が本機の仕様に適合していることを確認して下さい。

 

作業準備

1.ブレード取付方法

(1)交換は必ず本機を油圧源から切り離した状態で行って下さい。

(2)ホルダーの止めネジを六角レンチ(4mm)で締め外します。

(3)外した穴にプラスドライバー(φ6mm以下)を差し込みます。
    そのままブレードを手で回転させると、さらに落ち込む箇所があるのでそこに差し込みます。
    これで回り止めになります。

(4)この状態でボルトを右方向に緩め(※)、ボルトとブレードフランジを外してブレードを取外します。

(5)ブレード軸とブレードフランジとの間に新しいブレードをセットし、
    ボルトを締付けトルク20~30N・mで左方向(※)に締め付けます。

  (※)ボルトは左ネジのため通常ボルトの緩め、締め方向とは逆方向になります。

 

2.カプラにゴミや埃が付いていない事を確認し、延長ホースで本機と油圧源とを接続します。
   (接続後はカプラロックをして下さい)

3.油圧源を起動し、本機に油が流れるようにします。

 

実作業

1.ブレードカバーの角度調整
   切断中に切断物の破片や火花が作業者に当たらないようにブレードカバーの角度を調整して下さい。
   ノブボルトを緩めるとブレードカバーがスライドします。
   適当な角度の位置に合わせたらノブボルトを締めて固定して下さい。

 

2.ハンドカッターのハンドルを両手でしっかり保持し、ストッパーを押さえながら
   コントロールレバーを握るとブレードが回転し、作動します。

3.キックバックに注意してブレードの下半分で切断して下さい。

4.切断はブレードの回転があまり落ちない程度に押し付けて使用するとスムーズに切断できます。

5.コントロールレバーを離すと回転が停止します。

 

作業終了

1.作業終了後、油圧源を停止します。

2.延長ホースを取外します。

3.本体ホースのカプラを互いに接続しゴミ埃の付着を防止します。
   (残留圧力を開放するため、油圧源と本機との接続、切離し時には必ず油圧源を停止させて下さい)

保守点検

1.日常点検

[使用前の点検項目]

No 点検項目 処置
ブレード取付ボルトの緩み トルク20~30N・mで締付け
ブレードカバー固定用
ノブボルトの緩み
ノブボルト増締め
ボルト(No42)の緩み 増締め
ボルト(No45)、ナット(No60)の緩み 増締め
ホース金具の緩み 増締め
オイルチューブ(No8、67)
付近からの油のにじみ
修理
油のにじみ 修理
ホース損傷 交換

 

2.定期点検

本機の定期点検は当社にお申し付け下さい。

点検項目 点検周期
Oリング、シール類の交換 2年
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