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油圧コアカッター / DH190H-2

特長

・油圧モーター仕様で高トルク、長時間負荷をかけても焼き付きません

・油圧であるため、水に濡れても問題ありません

・削孔スピードが速い!

・大口径の削孔可能!

仕様

型式 DH190H-2
外形寸法(mm) 761×236×503
本体質量(kg) 29
作動油圧(MPa) 6~11.7
最高油圧(MPa) 11.7
所要油量(ℓ/min) 20.5
穿孔トルク(N・m) 73.2
回転数(rpm) 374
ストローク(mm) 480
接続ネジ部 Aロットネジ
最大コアビット径 8インチ(Φ204mm)
接続口金 3/8インチカプラ
許容背圧(MPa) 7
延長ホース(m) 最大1/2インチ×20
最大3/8インチ×10
推奨作動油 ISO VG32 相当耐摩耗性作動油
適用給水ホース(mm) 内径15

 

使用方法

油圧源の圧力、流量が本機の仕様に適合していることを確認してください。

 

作業準備

1.作業中に本機が動いたりしないように、必ずアンカーを使用して確実にベースを固定します。

 

[機械のアンカー固定方法]

(1)ハンマードリルで開孔穴の中心から225~330mmの位置に、アンカー用の穴をあけてください。

アンカー種類 下穴径 下穴深さ
M12 18mm 60mm
1/2インチ 18mm 60mm

<注意>
アンカー(本体打込み式ねじタイプ)は上記表のアンカーをご使用ください。

 

(2)スポイトなどを使用して、穴の中の切削粉をきれいに掃除してください。

<注意>
切削粉が残っていると、アンカーが抜けてくる場合があります。

(3)アンカーをアンカーのネジ山がつぶれないように注意して打込んでください。

(4)ベースの長穴部に付属のベル(M12)を差し込み、軽く締付けてください。

(5)ベースの四隅のレベルボルトで水平、垂直を調整してください。

(6)ボルトのナットをしっかりと締付けてください。

 

2.本機と油圧源を延長ホースで接続し、給水ホースを接続します。

3.起動の切換バルブのノブを「停止」側にします。

4.固定ノブを締め、モータ部を固定します。

5.本機の出力軸にコアビットを取付けます。

 

実作業

6.油圧源を起動し、本機に作動油が流れるようにします。

7.給水コックを開き、水が出ることを確認できたら、起動の切換バルブのノブを「回転」側にしてください。コアビットが回転します。

8.開孔を始めるときは、コアビットを回転させてから開孔物に接触させ刃先全面が開孔物に食いつくまで、ゆっくりと開孔物に当ててください。

9.作業中のハンドル操作力は、コアビットの回転が低下しない程度に調節してください。

10.作業終了(中断)時は、ハンドルを保持した状態で、切換バルブ「停止」側にしてください。

11.コアビットの回転が止まったのを確認してから、コアビットを引き上げてください。 コアビットが引き上げられない時は、コアビットの側面をプラスチックハンマー等で叩きながら引き上げてください。

12.給水コックを閉じてください。

 

作業終了

13.作業終了後、油圧源を停止します。

14.延長ホース、給水ホースを取外します。

15.延長ホースと切換バルブのカプラを互いに接続し、ゴミ埃の付着を防止します。

16.各部の切削粉や汚れを取り除きます。

保守点検

1.日常点検

(1)本機の油圧ホースや本機からの油漏れや油のにじみがないか点検してください。

(2)油圧モータ部の摺動抵抗を点検調節してください。

 

[調整方法]
ロックナット(6M)を緩め、トメネジ(M6×12)で調節してください。
(使用工具:10mmスパナ、3mm六角レンチ)
止めネジの締込みが強いとハンドルの操作力が重くなり、締込みが弱いと、開孔時にビットのブレが起こります。

DH190H-2.5

 

 

2.定期点検 

定期点検は当社または当社サービスセンターに依頼してください。

点検項目 点検周期
各部Oリング交換 3年
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