使用方法
油圧源の圧力、流量が本機の仕様に適合していることを確認してください。
1.作業準備
(1)本機のドリルステーを開きドリルロッドを挿入します。
(2)ドリルステーを閉じます。工具を引っ張った時工具が抜けないことを確認します。
(3)カプラにゴミや埃が付いていないことを確認し、延長ホースで本機と油圧源とを接続します。
(接続後はカプラロックをしてください)
(4)油圧源を起動し、本機に油が流れるようにします。
2.実作業
(1)削孔作業
①削孔位置にドリルロッドの先端を直角に当て、
本体を少し押さえ込むようにしてコントロールレバーを握ると打撃回転を開始します。
回転方法は本機上から見て右回りです。
(逆回転時にはホース接続が正しくないことが考えられますので確認してください)
②ドリルロッドの先端の位置が決まるまでは片足でロッドの先端が踊らないように保持してください。
③岩の質に合わせて下表のように回転数を3段階に調節できます。
目盛 | ドリルロッドの回転数 | 用途 |
1 | 200~250rpm | 硬岩の削孔作業 |
2 | 250~350rpm | 中、硬岩の削孔作業 |
3 | 450~600rpm | 軟岩の削孔作業 |
※ドリルロッドの回転数は上表が目安となりますが、状況に合わせて適宜選択してください。
(2)ブレーカ作業
① エア逃がし溝付の専用モイルポイントを使用します。
② ドリルステーを開きモイルポイントを挿入します。
③ ドリルステーを閉じます。工具を引っ張った時工具が抜けないことを確認します。
④ 回転数調整目盛を”0”の位置に合わせます。
3.作業終了
(1)作業終了後、油圧源を停止します。
(2)延長ホースを取外します。
(3)本体ホース及び延長ホースのカプラを互いに接続し、ゴミ埃の付着を防止します。
(4)ドリルステーを開き、工具を取外します。
(5)本機に付いた泥や汚れを清掃します。