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水中仕様油圧ハンドブレーカ / BH-05BU

特長

・水中のハツリ作業に最適な油圧チッパ―

・亜鉛マリン塗装で錆防止のコーティング

・製品内部のピストンは錆防止の特殊仕様

・油圧式のため、水中でも抜群の破壊力

 (新製品情報/水中仕様ラインナップはこちら)

仕様

型式 BH-05BU
外形寸法(mm) 428×182×94
質量(kg) 6.6(工具含まず)
作動圧力(MPa) 9.1~10.8
最高圧力(MPa) 17.2
所要油量(ℓ/min) 20.5
打撃数(bpm) 2700
シャンク寸法(mm) Φ17.5×60(丸シャンク)
接続口金 3/8インチカプラ
推奨作動油 ISO VG32(標準使用)または
ISO VG46 相当耐摩擦性作動油

使用方法

1.油圧チッピングハンマーのホースを小型パワーユニットU-070型のホースに接続します。
   (ホース延長は3/8×10mまでです)

2.工具を組み付けます。

 

①フロントエンド部に③工具を差し込み、②フロントキャップを①本体に手で堅く締まるまで、ねじ込みます。

 

3.小型パワーユニットU-070型のエンジンを始動し、暖気運転を行います。

4.チッピングハンマーの④ハンドルグリップとサイドハンドルを握り、「はつり」の位置を決めて、
   ⑤コントロールレバーを握ると油圧チッピングハンマーは作動します。

 

 

サイドハンドルの取付け方法

1.サイドハンドルの六角穴付M8ボルトをゆるめ、フロントキャップより大きくし、下から差し込みます。

2.フロントエンド部の位置で六角穴付M8ボルトを締めてサイドハンドルをフロントエンドに締付けます。

3.取付後サイドハンドルを握り、ゆるみがないことを確認します。
   締付けが不十分のまま使用すると、使用中に外れたり、破損することがあり危険です。

 

 

水中仕様機の使用上の注意

1.基本的な使用前点検内容と作業上の注意内容は標準機の取扱説明書に準じます。

2.水中仕様油圧ブレーカでは、ピストンがロッドを打撃する際にブレーカ内部で水圧が上がる事を防ぐ為に
   フロントエンドに水の出入り用の穴を設けています。
   この穴をふさぐことの無い様に使用してください。
   穴がふさがれ、水の出入りができないと瞬間的に圧力が上がった水がブレーカ本体と油圧回路に入り
   故障の原因となります。

3.水中作業の前に大気中にて試し打ちを行ない、ブレーカに異常や配管ホースからの油もれがないか
   確認してください。

4.油圧ホースカプラの接続、切り離しは油圧源を停止した大気中で行ない、
    水・泥などが入り込まないように注意してください。

5.破砕作業の要領は基本的に陸上と同じですが、工具先端が水没し破砕箇所が見えない場合には
   足元に十分気を付けてください。

6.使用中に油が多量に浮遊するような場合には、水中作業を停止し、
   水中より本体を引き上げて点検してください。

保守点検

1.日常点検・仕様前の点検項目

本機をご使用になる前には必ず表の項目を点検し、異常がある場合には当社または当社サービスセンターに依頼して下さい。

 

No. 点検項目 処置
1 ハンドル防振ゴムの亀裂や剥離 ゴムに亀裂や剥離が見られるときは交換
2 ハンドル取付けのゆるみ ハンドルにガタがあるときは増締め
3 ホース取付けのゆるみ 緩んでいるときは増締め
4 ホースの損傷 傷があるときは交換
5 ボルト、ナットの緩み 緩んでいるときは増締め
6 フクロナットの緩み 緩んでいるときは増締め
7 油のにじみ 油が溜まっている場合は、点検後処置
8 サイドハンドルの緩み、
傷、亀裂
緩みはボルト増締め、
傷や亀裂があるときは交換
9 フロントキャップの亀裂 亀裂があるときは交換
10 工具の傷、亀裂 工具の表面に折損につながる傷、
または亀裂があるときは交換

 

2.作業終了後の保守・点検

(1)水中、特に海中で使用した場合には錆が早期に発生するため、
    作業終了後の保守・点検は確実に実施してください。

   ・本体から工具を引抜いた状態で、本体表面ならびにフロントエンド内に入った土砂・破砕片などを
    水(真水)で洗い流してください。

   ・エア-の吹き付けや、布で拭くなどして、フロントエンド内部と全体を乾かしてください。

   ・フロントエンド内部と全体に対し防錆剤を十分に吹付け錆の発生を防止してください。

(2)油圧源の作動油の色を確認してください。白色(または乳化)になっている場合は、水分の浸入が
    考えられますので、油圧源およびブレーカ本体の分解、点検を実施してください。
    また、白濁した作動油は交換が必要です。

 

3.定期点検

定期点検は当社または当社サービスセンターに依頼してください。

 

点検項目 処置
アキュムレータガス充填 300時間または1年
アキュームレータダイヤフラム交換 500時間または2年
バルブロッド部Oリング交換
Uカップパッキン交換
各部Oリング交換 3年

 

4.保管時の注意

(1)目安として1週間以上使用しない場合には、「作業終了後の保守・点検」に加え、
    油膜がきれない様に定期的に防錆剤の吹付けを行なってください。
    また、機械全体を作動油容器に浸け込み保管することで、防錆効果が高まります。

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