使用方法
油圧源の圧力、流量が本機の仕様に適合していることを確認して下さい。
作業準備
1.本機のラッチを開き工具を挿入します。
六角シャンクの工具を挿入する時に途中で引っかかる時は工具を少し回転させて下さい。
2.ラッチを閉じます。工具を引っ張った時工具が抜けないことを確認します。
3.カプラにゴミ埃が付いていないことを確認し、延長ホースで本機と油圧源とを接続します。
(接続後は、カプラロックをして下さい)
4.油圧源を起動し、本機に油が流れるようにします。
実作業
1.工具を破砕物に直角に当て、本機を少し押さえ込むようにしてコントロールレバーを握ると
打撃を開始します。
2.1箇所を30秒以上打撃して割れない時は場所を変えて下さい。
3.10秒以上空打ちさせないで下さい。
作業終了
1.作業終了後、油圧源を停止します。
2.工具を押し込み、ピストンを押し上げた状態にします。
3.延長ホースを取外します。
4.本体ホースのカプラを互いに接続しゴミ埃の付着を防止します。
5.本機に付いた泥や汚れを清掃します。
水中仕様機の使用上の注意
1.基本的な使用前点検内容と作業上の注意内容は標準機の取扱説明書に準じます。
2.水中仕様油圧ブレーカでは、ピストンがロッドを打撃する際にブレーカ内部で水圧が上がる事を防ぐ為に
フロントエンドに水の出入り用の穴を設けています。
この穴をふさぐことの無い様に使用してください。
穴がふさがれ、水の出入りができないと瞬間的に圧力が上がった水がブレーカ本体と油圧回路に入り
故障の原因となります。
3.水中作業の前に大気中にて試し打ちを行ない、ブレーカに異常や配管ホースからの油もれがないか
確認してください。
4.油圧ホースカプラの接続、切り離しは油圧源を停止した大気中で行ない、
水・泥などが入り込まないように注意してください。
5.破砕作業の要領は基本的に陸上と同じですが、工具先端が水没し破砕箇所が見えない場合には
足元に十分気を付けてください。
6.使用中に油が多量に浮遊するような場合には、水中作業を停止し、
水中より本体を引き上げて点検してください。