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水中仕様油圧ハンドブレーカ / BH-11U

特長

・水中で使用できる油圧ハンドブレーカ

・ピッククラス最大の破壊力

・製品表面は亜鉛マリン塗装で錆防止の
 コーティング

・製品内部のピストンは錆防止の特殊仕様

 (新製品情報/水中仕様ラインナップはこちら)

仕様

型式 BH-11U
外形寸法(mm) 582×166
質量(kg) 11(工具含まず)
作動油圧(MPa) 8.8~12.7
最高圧力(MPa) 20.6
所要油流量 打撃回数
(1)10~12ℓ/min…1300bpm
(2)12~15ℓ/min…1500bpm
(3)15~20ℓ/min…1700bpm※標準
(4)20~25ℓ/min…2200bpm
シャンク寸法(mm) Φ26×80
接続口金 3/8in カプラ
有効ホース延長(m) 1/2in×10
3/8in×10
その他 補助ハンドル付

使用方法

補助ハンドルの取付方法

1.補助ハンドルをブレーカのフロントエンド部の図示の部分(平行部分)にセットします。

2.ボルトに座金をセットし、ボルトを締付けます。※締付けトルク 34.3N・m

3.取付け後ハンドルグリップを握り、がたつきのないことを確認します。

 

水中仕様機の使用上の注意

1.基本的な使用前点検内容と作業上の注意内容は標準機の取扱説明書に準じます。

2.水中仕様油圧ブレーカでは、ピストンがロッドを打撃する際にブレーカ内部で水圧が上がる事を防ぐ為に
   フロントエンドに水の出入り用の穴を設けています。
   この穴をふさぐことの無い様に使用してください。
   穴がふさがれ、水の出入りができないと瞬間的に圧力が上がった水がブレーカ本体と油圧回路に入り
   故障の原因となります。

3.水中作業の前に大気中にて試し打ちを行ない、ブレーカに異常や配管ホースからの油もれがないか
   確認してください。

4.油圧ホースカプラの接続、切り離しは油圧源を停止した大気中で行ない、
    水・泥などが入り込まないように注意してください。

5.破砕作業の要領は基本的に陸上と同じですが、工具先端が水没し破砕箇所が見えない場合には
   足元に十分気を付けてください。

6.使用中に油が多量に浮遊するような場合には、水中作業を停止し、
   水中より本体を引き上げて点検してください。

保守点検

1.日常点検

(1)ブレーカのホースや本体から油漏れ、油のにじみがないか点検してください。

(2)ブレーカの工具に折損につながるような傷や亀裂がないか点検してください。

 

2.作業終了後の保守・点検

(1)水中、特に海中で使用した場合には錆が早期に発生するため、
    作業終了後の保守・点検は確実に実施してください。

   ・本体から工具を引抜いた状態で、本体表面ならびにフロントエンド内に入った土砂・破砕片などを
    水(真水)で洗い流してください。

   ・エア-の吹き付けや、布で拭くなどして、フロントエンド内部と全体を乾かしてください。

   ・フロントエンド内部と全体に対し防錆剤を十分に吹付け錆の発生を防止してください。

(2)油圧源の作動油の色を確認してください。白色(または乳化)になっている場合は、水分の浸入が
    考えられますので、油圧源およびブレーカ本体の分解、点検を実施してください。
    また、白濁した作動油は交換が必要です。

 

3.定期点検

ハンドブレーカの定期点検は当社または当社サービスセンターに依頼してください。

 

点検項目 点検周期
アキュムレータガス充填 300時間または1年
アキュムレータダイヤフラム交換 500時間または2年
バルブロッド部Oリング交換
Uカップパッキン交換
各部Oリング交換 3年以上

※アキュムレータのガス充填圧力は3.9MPaです。

 

4.保管時の注意

(1)目安として1週間以上使用しない場合には、「作業終了後の保守・点検」に加え、
    油膜がきれない様に定期的に防錆剤の吹付けを行なってください。
    また、機械全体を作動油容器に浸け込み保管することで、防錆効果が高まります。

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